※当ページのリンクには広告が含まれています。
「初心者向けの韓国語の単語帳のおすすめが知りたい!」
「そもそも韓国語の勉強に単語帳って必要なの?」
書店に行くと韓国語の単語帳が山ほどあって、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。せっかく買うからには、覚えにくかったり途中で挫折してしまったりしてしまうのは避けたいところ。
そこで、この記事では韓国語歴4年半の私が、初心者におすすめの韓国語単語帳を5つ紹介します。あわせて、単語帳の選び方や単語帳を使った効率のいい勉強方法も解説しますよ。

私もどの単語帳を買えばいいのか迷って、今までたくさん試してきました。
この記事を読めば、単語帳選びで悩んでいる韓国語初心者の方には、これだ!という一冊が見つかること間違いなしです。ぜひ最後まで読んでくださいね。
韓国語を勉強するのに単語帳はいらない?
韓国語を初めて勉強する場合、単語帳はあったほうがいいです。なぜなら、初心者向けの単語帳には日常会話でよく出てくる単語がまとめて載っているからです。
ネイティブの会話には、初級者向け・上級者向けの単語が混ざっています。ドラマや動画だけで学ぼうとしても、韓国語をまったく知らない状態ではどれが重要単語なのかすらわかりません。
よっぽどセンスのある人でないと、見たり聞いたりするだけで韓国語を身につけるのには時間がかかって非効率的です。
効率よく韓国語を習得するなら、まずは基礎を固めるために初心者向けの単語帳を使って勉強しましょう。

ただ、「いつまで続くかわからないし、なるべくお金をかけたくない…」という人は、アプリから始めてもいいと思います。
おすすめのアプリは以下の記事で紹介しているので、興味がある方はぜひ覧ください!

韓国語を話すのに必要な単語数
韓国語を話すのに必要な単語数は、800字~2,000字ほどといわれています。それは、TOPIK(韓国語能力試験)の評価基準に、以下の通り記載があるからです。
引用:公益財団法人韓国教育財団「TOPIKの手引」
1級 ・自己紹介、買い物、飲食店での注文など
生活に必要な基礎的な言語を駆使でき、
身近な話題の内容を理解、表現できる。
・約800語程度の基礎的な語彙と
基本文法を理解でき、簡単な文章を作れる。
・簡単な生活文や実用文を理解し、構成できる。2級 ・電話やお願い程度の日常生活に必要な言語や、
郵便局、銀行などの公共機関での会話ができる。
・約1,500 ~ 2,000語程度の語彙を用いた文章を
理解でき、使用できる。
・公式的な状況か非公式的な状況かの言語を区分し、
使用できる。
しかし実際に単語を2,000個を覚えたら会話できるのかというと、きびしいでしょう。
韓国の国立語学院が2003年に公開している「한국어 학습용 어휘 목록(韓国語学習用語彙目録)」には、5,965単語が載っています。もちろんあまり使わない単語もいくつか含まれていますが、やはり頻出単語が多いです。

個人的には、韓国語でコミュニケーションを取れるのは、ハングル検定3級レベルになってからだと思います。
失敗しない!韓国語の単語帳の選び方3選
初心者が韓国語の単語帳の選ぶ際に押さえておきたいポイントは3つあります。

このポイントを押さえれば初心者向けの単語帳はなんでもOK!
単語帳選びの際には気にしてみてください。
音声がついている
韓国語の単語帳を選ぶ際には、音声つきのものを選びましょう。
音声つきの単語帳なら、実際の発音を聞けるので正しい発音を習得できるからです。
自己流やカナルビで発音を覚えると、正しい発音は習得できません。また、一度間違えておぼえてしまった後から発音をなおすのは大変です。
初めのうちは発音の違いが分からなかったり、自分の発音があっているのか不安になったりすると思いますが、徐々に慣れてくるでしょう。
正しい発音を聞きながら勉強するとリスニングやスピーキングスキルのアップにつながり、かならず今後に活かせます。ぜひ音声つきの単語帳を選んでください。
例文がついている
韓国語の単語帳を選ぶときは、例文つきがおすすめです。例文があると、単語が文章の中で実際にどう使われるのかがわかりやすいからです。
単語は通常「하다」や「가다」などの原形で勉強しますが、実際の会話で原形のまま使うことはほとんどありません。

日本語も会話の中で「する」「行く」など原形ではあんまり使わないですよね。
例文でどんな風に単語が使われているかをチェックすると、知識だけでなく体験として単語の使い方・活用が覚えられます。
レベルに合っている
韓国語の単語帳を選ぶときは、学習レベルに合わせたものを選びましょう。レベルに合っていないと、韓国語の勉強そのものがつまらなくなってしまいます。
イラストが多くカラフルな単語帳はほぼ確実に初心者向けです。飽きずに勉強を続けやすいメリットがありますが、ほとんどシリーズ化されていません。単語帳を終えた後も勉強を続ける場合は、別のシリーズの単語帳を探す必要があります。
初心者向けでイラストの少ない単語帳もありますが、いかにも”勉強”感があり見た目の面白さや楽しさはありません。
ただ、初心者から脱した後も同じシリーズの単語帳で勉強を続けられるメリットがあります。

ハングルはまったく未知の文字なので、飽きずに続けることを最優先に選ぶのもありかなと思います。
【初心者向け】韓国語の単語帳おすすめ5選
初心者におすすめの韓国語単語帳を5つ紹介します。
単語帳 | こんな人におすすめ |
---|---|
hanaの韓国語単語 | コツコツ勉強したい人 |
キクタン 韓国語 | 忙しくて勉強する時間がない人 |
イラストで覚えるhime式 たのしい韓国語単語帳 | 楽しさ重視で勉強したい人 |
できる韓国語 単語集 初級 | コスパを重視したい人 |
韓国語能力試験TOPIK1・2級 初級単語800 | TOPIK対策したい人 |

実際に私が使ったことがある単語帳は、その時の感想も一緒に紹介しますよ!
hanaの韓国語単語|コツコツ勉強したい人に
「hanaの韓国語単語」は、コツコツ勉強を積み重ねたい人におすすめの単語帳です。1日1ページ分の単語を覚えるような設計で、無理なく学習を続けられます。
1週間分の単語を終えると単語を覚えたか確認できるテストや韓国語で作文するテストつき。単語の暗記⇒テストのサイクルを繰り返せばどんどん単語が定着していきますよ。
週終わりの作文テストは1周目はむずかしいですが、2周目にやると結構スラスラわかります。韓国語の伸びが実感できるので、モチベーションが続かない方にもピッタリです!
細かい韓国語のレベルに対応していて、初心者向けには「超入門編」と「ハン検4・5級レベル」の2つのレベルがあるので、初心者はまずはこの2つがおすすめです。単語の活用も載っているため、実際に使う言い回しを学べます。

「韓国語をコツコツ積み上げて勉強したい!」という人はぜひhanaの単語帳を手にとってみてください!

キクタン韓国語|忙しくて時間が取れない人に
キクタン韓国語は、音声のクオリティや使いやすさが抜群で、移動中や休憩中などスキマ時間を勉強時間に変えられます。
リズムに乗りながら単語を聞ける「チャンツ」を活かした音声で、ただ読み上げるだけの音声よりも耳に残りやすいです!
キクタンの音声が聞けるアプリのboocoでは、2秒スキップや2秒戻し、0.1倍速ごとに再生速度を調節できるなど便利な機能がたくさんで、とにかく使いやすいです。
初心者向けには「入門編」と「初級編」の2つがあり、初級編以降は単語ごとに2つの例文つきで単語への理解が深まりやすいです。もちろん例文にも音声があるので、電車や職場の休憩室でも勉強できますよ。

私も現在メインで使っていますが、忙しくて時間が取れない人には、キクタンを激推しします!
スキマ時間を勉強にあてられるので、忙しくても効率よく勉強が進みますよ!

イラストで覚えるhime式 たのしい韓国語単語帳|楽しさを重視したい人に
「イラストで覚えるhime式たのしい韓国語単語帳」の最大の特徴は、語呂合わせで単語を覚えられてとにかく楽しい点です。
思わずクスっと笑ってしまうような語呂合わせがたくさん載っていて記憶に残りやすく、イラストもたっぷり使われているので勉強が楽しく進められます。
水色の表紙の単語帳が初心者向けで、シリーズとしてオレンジ色の表紙の「イラストで覚えるhime式 もっとたのしい韓国語単語帳」もあります。
私が初めて手に取った単語帳も「hime式」でした。少し発音が覚えにくい部分はありますが楽しさはダントツで、毎日手に取りたくなります。

「飽きずに韓国語を続けたい!」「楽しみながら勉強したい!」という人にはうってつけの単語帳です。
ほかの単語帳に飽きてしまった時の気分転換アイテムとして使うのもよさそうですね!
できる韓国語 単語集 初級|コスパ重視の人に
「できる韓国語 単語集 初級」は、コスパ重視の人におすすめの単語帳です。初級レベルの単語帳には約2000単語が載っており、今回紹介する単語帳の中ではダントツの単語量です。
テキスト「できる韓国語」シリーズの単語帳で、テキスト「できる韓国語」の初級Iと初級IIの内容に対応しています。テキストと一緒に使うとより効果的ですが、単語帳のみの使用でも問題ないでしょう。
「家族」や「職業」など単語がカテゴリー分けされているので、単語を関連づけて一気に覚えやすい点もうれしいポイントです。

学べる単語量がとにかくたっぷりで、コスパ抜群!
なるべく1冊でたくさんの単語をおぼえたい方は「できる韓国語 単語集」がおすすめです。
テキストの「できる韓国語 初級1」のレビューは記事「【口コミ・体験談】「できる韓国語初級1」のテキストを実際に使ってみた結果!」でまとめています。初心者におすすめのテキストなので、気になるひとはぜひチェックしてください。

韓国語能力試験TOPIK1・2級 初級単語800|初めてのTOPIKに
「韓国語能力試験TOPIK1・2級 初級単語800」は初めてTOPIKを受ける人におすすめしたい単語帳です。
TOPIKの1・2級に特化した単語を800単語覚えられます。

TOPIK対策の単語帳はいくつかありますが、レベルが細かく分かれているのは「韓国語能力試験 TOPIK単語」シリーズだけ!
初級向けの本書では、TOPIK1・2級合格を無理なく目指せますよ。
TOPIKの1・2級は基礎中の基礎なので、日常的な韓国語会話にも活かせる単語ばかり。
関連語句もモリモリ載っているので、丁寧にやり込めば韓国語の基礎的な語彙をガッチリと固められます。
TOPIK対策と実践的な韓国語を一緒に勉強したい人や、丁寧に単語を覚えたい人にはぴったりの一冊です。

単語帳を使って韓国語を効率よく勉強するコツ3選
単語帳を使って韓国語を効率よく勉強するコツを3つ紹介します。
音声を聞きこむ
単語帳を効果的につかうためには、まず音声をしっかり聞くことが重要です。音声を聞けば、正しい発音や韓国語らしいイントネーション、アクセントが身につきやすいからです。
韓国語には日本語にはない発音がたくさんあり、イントネーションも全く違います。そのため単語帳の音声をしっかり聞いて耳を慣らすと、リスニング力のアップにつながります。
単語帳で勉強する際は音声をしっかり聞いて、韓国語らしい発音方法やイントネーションを身につけましょう。

特にイントネーションは、韓国語を話すうえでかなり重要です。
音声をしっかり聞きこんで、耳を慣らしましょう!
声に出す
単語の勉強をするときは、韓国語の単語や例文を声に出しましょう。実際に言葉にすることで記憶がより定着しやすくなるだけでなく、単語が聞き取りやすくなります。
単語を書き写しながら発音するだけでもOKですし、例文の音声をシャドーイングをするのもおすすめです。
音声とかぶせるように、同じ文章をしゃべる練習法のこと。
お手本の音声と比べられるので、イントネーションの間違いやひっかかりやすい発音がわかるメリットがある。
私は単語を書きながらゆっくりと発音して、音から単語のスペルも一緒に覚えるようにしています。
韓国語は「ㅓ」と「ㅗ」など、日本語だと同じ発音表記でも発音が違うものがあるので、ゆっくり発音することで自分の中に定着しやすくなると感じています。
勉強中はただ書き取りを行うだけではなく、積極的に声を出してくださいね。

一人で声を出すのは抵抗があるかもしれませんが、すぐに慣れますよ。
私も最初は恥ずかしかったですが、今では声を出さないと落ちつきません。笑
復習する
一度勉強した単語は定期的に復習しましょう。せっかく勉強しても使わないでいると、脳が覚えた単語を不要だと判断して忘れてしまいます。
復習するときは韓国語⇒日本語、日本語⇒韓国語どちらもやるのがおすすめです。
「読めるけど書けない漢字」と同じで、韓国語を見て日本語にはできても、日本語から韓国語にはできないことは結構あります。
単語を勉強した翌日に単語を本当に記憶できているか、しっかりセルフチェックしましょう。
また、ドラマや配信、本などで勉強した単語に出会うことも記憶の定着につながる立派な復習です!コンテンツを楽しむ時にも、アンテナを張ってみてくださいね。

「推しが今言った単語、こないだ勉強した!」とわかると、テンションも上がりますし記憶にも定着します。
実際に私はそれで何個も単語を覚えました。笑
まとめ|単語帳で効率よく韓国語を勉強しよう!
この記事では、初心者向けに韓国語の単語帳おすすめ5選を紹介しました。
「勉強に飽きてしまいそうだな…」という人はイラストつき、「最初からガッツリ勉強したい!」という方はイラストなしの単語帳がおすすめです。
単語帳を購入する時は、音声や例文付きかどうかもちゃんとチェックしてくださいね!

また、モチベーションの維持のためにハン検やTOPIKの取得を目指すのもおすすめですよ。